坊の五分後の世界

ある男の出会い体験記です。女の子との出会いの成功・失敗を共有出来たらと思い自己満に綴っていきます。ブログという別世界で普段他人には言えない出来事を吐きだしたろーみたいな、そんなブログ。

1日の全てが無になるキスをした女

こんにちは、坊です。


暑い日が続きますね。
もう8月やもんな。
8月といえばいよいよリオですよね。
なんか雰囲気的に夜中とかにやってそうやからあんまり見なそうやけど。
4年に1回の舞台への意気込みって一般人には容易に想像がつかないよね。
俺もそれぐらいの意気込みを持ってエロ活動せんとな。



めっちゃ適当な前置きやけどまぁえぇか、本題本題。


ある女と久しぶりに一日中過ごした話。
日比谷にあるクラブ、ディアナを初めて訪れた夜が出会いだった。


入ってすぐ、地下のダンスホールへ下りて、バーで酒を買った。
適当にダンスホールの周りをぶらついてみる。
可もなく不可もなくな、ふっつうーのクラブという印象の店内の客層は30代が中心だった。たまに40代の輩風の男や、明らかに50近いよねという熟女もいた。
なんか昭和感がハンパなかった。
流れる音楽もフリーテンポとかの、アラサーの俺らが学生のころに聞いていたような一昔前のハウスミュージックで懐かしい反面なかなか盛り上がれなかった。
そういう意味でいうと無難に最新のEDMを流しといたらえぇのに。


なにか盛り上がりを欠いたまま踊っていると女4人組が目の前で音楽に身を揺らしていた。
声をかける。
反応はまずまずやった。
とりあえず、4人の中の誰かと二人にならんと意味がないので、その中で一番可愛いと思った山本美月を崩した感じの女にバーに行こうと声をかける。
ただ、こういうときの、特にまだ酒があんまり入ってないときの女の集団を分解するのはなかなか難しい。
結果声をかけた女ともう一人友達がついてくる形で、3人で酒を買いに行く。
ついてきた方はなんか良く言えば和風美人、悪く言えば印象なしの塩顏の女だった。
三人で乾杯してしばらく飲んでいたら山本美月風の女は友達を迎えにクラブを出て行った。
結果塩顏の女、名前はHと二人きりになる。
Hは確か26歳くらいで千葉で看護師をしているという。
看護師、、、またか。


飲みながら徐々に体を寄せていく。
腰に手を回しても特に嫌がる素振りはない。
顔はさほど好みではないが、酔っ払って赤らんだ胸元と、そこそこパックリあいたシャツのコントラストが見事だった。
心が震えた。
当然キスしたくなった。
目を見つめ、キスする素振りをするとHはそんな俺を笑いながら交わした。
どうやら今晩はキスまでいかせてもらえそうにないなと感じたので、この日はラインだけ交換して一緒にクラブを出た。


ラインで打診し、数日後にアポが取り付けられる。
久しぶりに休日の日中からのアポになった。
この日は日比谷公園オクトーバーフェストが開催されており、ここに行くことにした、当然野外で飲むなら昼からでしょうという話になった、そしてあわよくば酔った流れで交わって早い時間に解散をしようという魂胆や。


霞ヶ関駅で待ち合わす。


どうやら俺の方が先に着いたようや。
待つこと10分くらいでHが現れる。
明るい場所で見たHの顔はなかなか残念だった。
これぞクラブマジックというべき顔だった。
俺の中で一気に心が静まり返る音を聞いた。
まぁ会ってしまったもんはしょうがないので、とりあえず会場へ向かう。


適当にビールとつまみを買う、なんかわからんけど日本初上陸的なドイツのビールだった、もちろんちゃんと奢りました。
噴水周りのベンチに座る。
全然好みじゃない女と乾杯し、会話する。
会場にはかなりの人がいた。
当然みんな酒を飲んでおり、みんな幸せそうだった。
しかも、俺たちの隣には結構可愛い女の子二人組がいた。
もう心底後悔している俺がいた。
ここに男友達を誘って来たら、どんなに楽しかったことだろう。
ただでさえオープンなイベントの雰囲気に酒の力もあり、かなりイージーにナンパを楽しめたに違いない。
事実、いろんなところでナンパや乾杯が繰り広げられていた、そしてもちろんみんな凄く楽しそうだった。
そんな大成功しているイベントの雰囲気がなおさら俺の心を沈ませていった。
どれくらい後悔していたかというと、女と会話をする振りをしてスマホでこのイベントのホームページを見て開催日を調べる、今日までと知るや他に都内近郊でオクトーバーフェストがないかを調べ、あら横浜でまたあるやんと分かった瞬間に友達へその日の予定はあるか、無かったらオクトーバーフェストへ行こうと誘いのラインを入れるという行動をとる、それほどここへこの女と来てしまったことを後悔していた。
もちろん表面上は楽しんでいる感じで。



何杯か飲んで、この後の展開どうしようかという話になる。
もう帰っても良かったが、Hは韓国料理が食べたいと言い出した。
そんなら新大久保行く?とすっげー適当に聞いてみた、そしたらまさかのめっちゃくちゃノリ気だった。
まぁ帰り道の方やしえぇかー、あと新大久保やったらホテルもいっぱいあるし、まぁやってもやらんでもえぇけど、みたいな稀にみる低いモチベーションのまま新大久保に移動する。



新大久保に着いたら女はめっちゃくちゃテンションが上がっていた、どうやらかなりの韓流好きらしい。
そう言われればどことなく韓流的な髪型、ファッションをしているように見えなくもない、色白やし。


新大久保にも良く来るということでコスメショップや服屋なんかを回りだす。
全く興味のないこちらからしたらすごい面倒くさいが、お気に入りの街にデートに来られた女はテンションが上がっており、これはセックスまでいけるんちゃうかという希望的観点から大人しく付き合うことにした。
事実、テンションの上がっている女は手を繋ぐと素直に握り返して来たり、コスメショップでは俺の手に乳液を塗ったりとちょっとずつボディータッチが増えていた。


スーパー美肌な韓流アイドルのポスターが並び、そのアイドル達が実際に使ってます的な沢山の美容品が並ぶ店内にいた多くの日本人の女は全く美肌じゃなかった、いや、もしかしたら近寄って良く見ると美肌なんかもしれないが全く魅力的じゃなかった。
もちろん目の前にいる女もそうだった、もはや俺の方が健康的という点でまだ美肌なんちゃうかというくらいだった。



あと、なんか韓流ファッション的な服屋をみたりもしていた、韓流ファッションってなんやと言われたら全然説明出来んけど。
良くここで買うの、的なことを言っていた。
全くセンスが理解出来なかった。


俺の気持ちとは裏腹にHのスキンシップは段々とナチュラルになっていく。
手を繋いでも全く抵抗が無くなっていたので、じょじょに大胆にしていく。
スーパーわざとらしく肘でオッパイを突いてみる。
こら、と楽しそうに突っ込んでくるだけで嫌がる感じはない。
もはやこれから付き合う直前のカップルが行うボディータッチのようでさえあった。



Hのおすすめの韓国料理屋で夕飯をとる。
店内は普通の食堂風であったため、ここではある程度のイチャイチャ感を残しながらも普通に食事をする。
普通の食事が終わり店を出る。
俺は雰囲気を一気にエロ方面へ持っていくべくHとの物理的距離を詰め、手や腰に触れる。
少し照れたように笑いながら、でもなにか問いたげな表情でこちらを見てくる。
この感覚は初めてではない。
女の意思を感じ取った俺は、女の唇にキスをする。
なんの変哲もない2、3秒のキスをした。
唇を離しHの目をみる。



目があった瞬間、想像通り、なぜキスをしたのかと問いかけてきた。

したくなったから、ダメ?
いや、ダメじゃないけど、でもそういうのはちゃんと付き合ってからしていきたいな。
そっか、ごめんね。


長い1日だった。
出会ってすぐにキスして解散したら良かったと思った、それほどこの日1日を無駄だったと思わせるしょーもないキスだった。



Hはきっちりと、プロセスを踏み、お互いを知り、二人で積み上げた関係のもとに、その先に深い関係になりたいというアリとキリギリスで言うたら完全にアリさん的な男女関係の考え方の持ち主だった。
そして、俺に好意があるからこそ、そのプロセスをしっかりしたいと言う考えを、その自身の想いをまっすぐに俺に伝えてきた。
愛する女や尊敬出来る女から聞いたら心震えるセリフだった。
そして、俺はこの女には全くそんな模範的な愛の育みは求めていなかった。
もはやキリギリス的な快楽主義者を求めていた。
1687回ぐらい二人きりで語りあっても分かち合えない男女関係、エロ行為への価値観の違いが俺と女にはあった。


駅まで送る。
もちろん二度と会うことがない事を確信し、解散する。








さ、夏本番が始まるよ。
今年の甲子園はどんなドラマが待っているかな♪



、、、
読み返してみたら、ほんま自分のしょーもないとこを書き連ねただけやな。




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