坊の五分後の世界

ある男の出会い体験記です。女の子との出会いの成功・失敗を共有出来たらと思い自己満に綴っていきます。ブログという別世界で普段他人には言えない出来事を吐きだしたろーみたいな、そんなブログ。

夜をつかいはたして

こんばんは、坊です。

また 4月が来た。

街には新入社員、新入生の姿がある。

俺の職場にも配属されてきた。

当然俺にもフレッシュマンと呼ばれる時期があった。

新しい環境や習慣に戸惑い、初めての経験に一喜一憂して、それなりに学生にはなかった重圧やストレスを感じ、仕事という行為に日々の自由はある程度奪われていたように思う。

同じような感覚を抱く方も多いかもしれない。

でもね、月並みな言い方だけど、それでもそんな毎日が日々の成長になっていくものである。

それは仕事もプライベートも、エロについてもや。

俺自身のことを思い返してもやはり社会人になってからの数年はエロへの考え方がかなり変わったように思う。

それは何故ですか?と聞かれたら、いくつか理由があるが、やはり一番は金や。

経済的に自由に出来る金が増える、そうすると風俗や合コンやクラブにたくさん行けるということになる。

回数だけではない、個人的には遊びには相応の金を支払ってこそ得られる満足感があると個人的には思っている。

合コンだってショボい居酒屋で女子大生とするより、良い店で大人の女とした方が楽しいし、クラブでも金さえ払えば酒を奢ってナンパが出来る。

あくまで俺が言いたいのは金にモノを言わせて遊ぶのではなく、楽しそう、楽しみたいと思ったことにはケチらず金を払えということやで。

例えば学生時代はピンサロで抜いてもらって終了だったのが肌を重ねあわせることが出来るデリへルを使えるようになる、指名料を払って有名嬢を選べるようになるし、追加オプションを使えるようになる。コストの高い変態店にも行けるやん。

そういった新しい経験を積んで、エロに対する意識が自然と高められるもんやと思ってる。

失敗したってえぇねん、モンスターが出てきてもそれでいいの。

ある程度若くて可愛い子が来るのが分かってるようなピンサロに行って毎回同じようなフェラをうけて、毎回同じように射精して、それを繰り返してそれがなにになる?

だったらブサイクな女とのアナルセックスの方がよっぽど金を払う価値がある。

童貞を捨てたいと思ったら一万円払えばセックスが出来る新地という場所もある、聞けば全国最安は5000円という。

だからね、無難にピンサロに行かずに、少しお金を払って人生を濃いものにしていこうよ!頑張れよ!ということを言いたいねん、フレッシュマン関係ないか。

そんなそれまくったところから高速スライダーで戻す今日の話は、とんでもなくしょーもない話である、フレッシュマンの皆さんには申し訳なくなるくらいの。

 

 

 

 

だいぶ久しぶりに出会い系アプリを開く。

適当に女にメッセージを送って行く、もはや片っ端からという表現がぴったりなほどに。

基本的には女からの申請は皆無で、一方的にこちらから申請しまくっても承認されるのは数件という状況の中、一件の申請を受ける。

女からだった。

プロフィールをチェックしてみる、もちろんサクラかどうか判断するために。

 

30代前半ということと簡潔な自己紹介のみ、写真はペットと思われる猫の画像。

全く興味を引かれないプロフィールや。

この時点ではサクラかどうかは測りかねた。

とりあえず承認し、返事をしてみる。

すぐに返事が来る。

数通のやり取りの結果、サクラでは無さそうなため、ラインに誘導する。

 

 

今となっては全く覚えてない程度のどーでも良い会話を交わし、アポが取り付けられる。

女の家からほど近い三軒茶屋で飯を食うことになった。

この時点では女の容姿に対する情報は一つもない。

 

そのまま情報無しで会ってみるというのも興味深いが、化け物であった場合にわざわざ三軒茶屋まで行ったことをめちゃくちゃ後悔しそうだったためやめた、普通に写真を要求する、てかそんな暇ちゃうし。

 

 

急な要求に戸惑いながらも写真が送られてくる。

メッチャ微妙だった。

めちゃくちゃブスかと言われるとそこまででもないが、会いにいくかどうか迷わせるだけの顔やった。

とりあえず申し訳ないが、頑張る気はある程度失われたため、店も三茶とかあんま行かんから適当に決めてくれといって丸投げした。

そんな感じで何も決まってないまま当日を迎える。

 

 

着いた旨をラインすると女はもう着いているという。

ビッグエコーの前という情報を頼りに行くとそれらしい女がいた。

 

 

 

素朴という形容がぴったりな女やった。

写メよりは幾分マシだし化粧も多少濃いめだった、しかし拭い去れないイケテなさが漂っていた、なんやろう、その大人しめな容姿が清潔感とか透明感とか良い方向には全く転びそうにないルックスだった。

女が決めてくれていたホルモン屋に行くも満員で、その後適当に店を探すも、週末の三軒茶屋はどこも満員だった。

結局駅周辺を一周し、戻ってきたところで目に着いたダイニングバーに入る。

カウンター席に座る。

そこそこ洒落た店だった。

俺はビールで、女はカクテルで乾杯する。

 

 

全くプロフィールを気にしていなかったために、同級生だと思い込んでいた女は2つ年上だった、名前はY。

そんな年上という事実も霞むほど、エロい年上女とのデート感皆無の食事だった。

ただ、まとまに会話出来るのがせめてもの救いだった、出会い系とかやとそれすら出来ん人もいるから。

 

 

何度この口から発せられたか分からない、もはやテンプレと化した褒め言葉や、相手への同意を含ませた相槌を繰り返す。

一見すると女性の話しにリアクションし、褒める、聞き上手褒め上手な男かもしれないが、その実は相手の会話に合わせて全く熱を持たない言葉を、淡々と機械的に選ばれたその言葉を繰り返すいわばsiriのような状態や。

それでも、そんな言葉の繰り返しでも男と女の関係には有効だったりしてしまうのである。

「この後、家行って良い?」

「良いけど、ちょっと駅から遠いよ」

 「大丈夫、酒買ってこ」

「わかった、ちょっとトイレ行ってくるね」

 

Yがトイレにたつ。

その間に会計をする。

 

戻ってきたYと店を後にし、電車に乗り彼女の家の最寄駅で降りる。

初めて行く街だった。

やたらに坂の多い。

歩いて数分でYのマンションに着いた、玄関を開けて完全に女の一人暮らしの空間に懐かしさを覚えた、そういえばここ最近ラブホでしかセックスをしてないなと思った。

二人ですんげー小さいソファに座り買ってきた酒を飲みながらテレビを見る。

どうでも良いアニメ映画が終わろうとしていた。

Yは自然と頭を俺の肩にあずけてきた。

その自然さに呼応するように俺はYの後頭部に手を添えてこちらを向かせた。

 

 

キスを交わす。

キスの時点でメチャクチャ喘ぎ声を出してくる。

恐らく本人はエロい空気を演出するため、自分を盛り上げるために喘ぎ声を出していたのだろうが、なんかその行為がアラサーの寂しい女が久しぶりに男に体を求めらて、水を得たように快楽に浸る様に覚えてすごい耳障りやった。

だからその声を塞ぐように、ずっとキスをし続けた。

 

 

胸に触れ、服を脱がせる。

気付いていたが、やはり裸にしてもなんか地味めな体だった。

そのあたりのディテールをしっかり確認しながら、研究対象にふれるかのごとく丁寧な愛撫を続けた。

そして触れた女の下半身は、予想以上に濡れていた。

メチャクチャ濡れていた。

今夜初めて達成感を感じた、自己満足やけど。

 

だからシャワーを浴びていなかったけど、クンニをした。

 

 

Yの攻めを確認するため、自然と体制を変えて乳首の舐めやすい場所へYの頭を誘導する。

乳首舐めが開始され、女の手が俺の勃起したチンコに触れる。

 

 

そしてここで思い出す。

そういえばかなり精子が溜まっている。

何日くらい射精していなかっただろう。

さらに、見込み違いだったのが女のフェラだった、結構テクニシャンだった。

地味な容姿に油断していたが、しっかりと30代前半のそれなりの教育を受けたフェラをしてきた。

射精してしまいそうやった。

フェラを中断して挿入する、女の家にはゴムが無かったため生で。

ヤバい展開だった、入れたときに射精感がそこそこ上がってきているというアルアルのパターンだった。

 

 

ゲームで言うたら、町で今揃えられる最強の装備を揃え忘れて、しかも宿に泊まるのも忘れた状態で冒険に出たあげく、そこのダンジョンが意外とノーマルな敵が強く、ほぼほぼ壊滅的なダメージを受けた状態でボスを迎えるみたいな、そんな状態だった。

 

 

 しかし、追い込まれたら人間頑張るもんである、必死に他のことを考えて腰をふる。

さっき食べた生ハムのこと思い出したりとか、ベッドの横にあったスヌーピーに集中したりしながら、ゆっくりと奥まで入れる感じで時間を稼ぐ。

もはやセックスを楽しむ感じでは無かったが、偶然にもYがゆっくり奥までが好きそうでそこそこ感じてきたため、イクよと囁いてスピードをあげる。

そして腹に射精した。

すんげー出た。

残り少ないYんちのティッシュが空っぽになるくらいやった。

 

 

こうしてセックスが終わった。

 

 

射精による快感は、精子が俺の尿道を刺激し放出された直後にはこの後の展開の空虚感に変わっていた。

 

 

終電はない時間だったし、完全に泊まっていく流れだった。

シャワーを浴びるよう促される。

シャワーを浴びながら、今日泊まらなければいけないことを後悔した。

体を拭いて、裸のままベッドに潜り、女を腕枕して眠る。

メチャクチャ時間の無駄だと思った、いや、申し訳ないけど射精後の男の感情なんてそんなもんだろ?

 

翌朝、目が覚めてすぐに帰り仕度をする。

しっかりとキスを交わし、ある程度の雰囲気作りをして部屋を出る。

メチャクチャくだらない朝だった。

 

 

夜を使いはたして、静かな朝を駅まで向かう。

 

 

 

駅に着く前にYからのラインがあったが、もちろん返事は返してない。

何度か、返事を返さないことについてのラインが入ったが、その全てを読まずに消した。

もう君との時間は使いはたしたのだから。

 

 

 

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